【 公営ニュース 】

輪界春の祭典・国際競輪が今年も始まるゾ!

静岡でオケラになり、「しばらくは真面目に働いてつつましい生活を…」と思っていたら、今週からは年に一度の楽しいお祭り・国際競輪が。ああぁ、選手同様、客にもお休みはないのですね。それでも行かずにはおれないこのイベント。昨年も当欄でさんざん煽ったので、もうとっくにご存知かとは思いますが、普通の競輪競争の中に、欧米諸国からやってきた自転車競技のトップ・アスリート達が混じって競争を繰り広げるという、それはもう面白すぎるイベント。競輪ファンならずとも、公営競技好きなら一度はナマで観て笑って…いや、熱くなっていただきたい。

今年のスケジュールと各開催の日本人選手斡旋はB以下の通り(全て4月)。

●1(木)〜3(土):花月園  滝澤正光 佐々木龍也 野田源一 海老根恵太
●1(木)〜3(土):平塚    高木隆弘 清水敏一 新田康仁 武田豊樹
●2(金)〜4(日):小倉(ナイター) 岡部芳幸 小川圭二 児玉慎一郎 中川誠一郎
●7(水)〜9(金):いわき平 新藤敦 有坂直樹 山内卓也 谷津田将吾
●7(水)〜9(金):京王閣 加倉正義 高城信雄 兵藤一也 栗田雅也
●7(水)〜9(金):大垣 後閑信一 山口富生 合志正臣 吉田敏洋
●14(水)〜16(金):奈良 鈴木誠 坂本勉 大井啓世 市田佳寿浩 
●17(日)〜19(火):青森 佐藤慎太郎 野田源一 谷津田将吾 笠松信幸
●17(日)〜19(火):前橋 三宅伸 会田正一 稲村成浩 加藤慎平
●27(火)〜29(祝):宇都宮 坂本英一 太田真一 浜田浩司 井上剛
●27(火)〜29(祝):立川 小橋正義 藤田和彦 金古将人 小嶋敬二 
●27(火)〜29(祝):広島 和田誠吾 澤田義和 一丸安貴 堤洋

以上でおわかりの通り、「外人ばかり勝って日本勢は全然ダメ」だった昨年までとはガラリと変わり、S1スター級ばかりの斡旋。そして外国勢の斡旋は各開催3人まで。しかも、予選・準決道中は各レースに一人しか組まれない。つまり、外人ラインが組める可能性があるのは決勝戦のみという、かなり日本人が勝てそうな番組編成となる。加えて、競争得点的にも除外扱いだった従来と違い、きっちりと普段の点数に加味される、ということは日本人選手のモチベーション的にも本気と書いてマジと読む、という感じで、かなり白熱のレースが期待できそう。

レース傾向を予想してみると、ラインが組めない外人としては、単騎自力、もしくは日本人と即席のラインを組むかになるが、今回全9名のうち6名が初来日であることを考えるとライン形成は少なくなりそうで、単騎での捲りが主体になるだろう。よって車券的には「日本人ラインがどこまで逃げて、外人の捲りが届くか?」を基本に考えることに。捲りを封じる力は「先行選手のスピード」と「番手選手の張り(いわゆる『仕事』)」に大別されるが、外人選手の超絶スピードには番手仕事はあまり通用しないだろうし、無理して合わせればラインが崩れる恐れもある。よって、やはり先行選手の力が大きなウェイトを占めると言えよう。してみると、上記の開催で期待できるのは花月園の海老根、平塚の武田・新田の二段駆け、京王閣の栗田、大垣の吉田、立川の小嶋あたりか。

外人ラインが当たり前だった昨年までは、本命党にとってはむしろ儲けのチャンス(外人の3連ボックスで大勝負!とか)だった国際競輪だが、今年は普通に中穴・大穴もありそうで、笑ってばかりはいられない、ちゃんと考えて張りましょうという形になりそう。もちろんワタクシも、首都圏での開催には極力足を運ぶつもりでっす。




公営ニュース・トップ/Last Update : 2004/03/29  
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