【 公営ニュース 】

また競艇で死亡事故

■レース中ボート同士接触 中島康孝選手が死亡■

28日午後零時35分ごろ、兵庫県尼崎市水明町の尼崎競艇場で、レース中に中島康孝選手(26)=愛知県豊橋市=のボートがコース内側の消波装置に激突、中島選手は艇の外に投げ出され、装置で全身を強く打ち、病院に運ばれたが間もなく死亡した。尼崎西署などの調べでは中島選手は第5レースの2周目に入る手前のカーブを曲がる際、隣のボートと接触しながら外に膨れたという。レースには6艇出走していたが、当時は3艇が二番手争いをしていて混戦状態だったといい、同署で詳しい原因を調べている。全国モーターボート競走会連合会によると、競争中の死亡事故は、昨年5月24日の津競艇第7レースの木村厚子選手(埼玉)以来、27件目。尼崎競艇での死亡事故は初めて。中島選手は平成11年11月、蒲郡競艇でデビュー。858戦し102勝をマーク。昨年7月の浜名湖競艇で初優出した、期待のホープだった。
(2004.3.29 サンケイスポーツ)

【TOM記す】
中島選手のご冥福を心よりお祈りいたします。

1年中せめぎ合いの競技の中にあって、死亡まで至ってしまう可能性は常について回るとはいえ、やはりこのようなことが起こると心が痛みます。競艇の場合、重傷事故は落水→後続艇に巻き込まれて、という場合が多かった昨今ですが、消波装置(早い話が外壁)に激突して、というのは、競技場自体の構造からはじまって、何らかの改善の余地があると思います。水面幅を広げたりするのは不可能かもしれませんが、消波装置の材質などでどうにでもなるのでは? クッションのような状態にして、「飛ばされても消波装置にぶつかればむしろ安全」みたいにはできないのでしょうか?

公営ニュース・トップ/Last Update : 2004/03/30  
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