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#002 「部長のうれし恥ずかし中央競馬初体験 〜中山競馬場編〜 」 (2004.1.28)

時は平成15年12月。12月といえば歳末、歳末といえば助け合い運動なのであるが、テラ銭をお上に引かれた残り75%の銭を、いつもより多い、その上せっぱつまった客どもが血まなこになって取りあう12月の公営競技の客席は、まさに「歳末奪い合い運動」(笑)。トンデモない時節なのである。その空気を敏感かつ貪欲に察知する各施行者は、この時期にこれでもかとばかりにビッグレースを仕掛けてくる。

「ふふん、その手には乗らないぜ。俺様は大トリ・競輪グランプリのみの一本勝負。まぁ、馬鹿どもはせいぜい打ちまくってオケラになるんだな…愚か者どもよ」

と、クール系バクチ打ちな私…に、なりたいと思って早や十数年。やっぱり今年も「うわー年末だ!ビッグレース目白押しぃ! 打たなきゃ、取らなきゃ、ハァハァゼイゼイ」と、我ながら醜いばかりに射幸心の塊(単なる前述「客ども」の一人)と化しておりました(恥)。しかも今年は当欄のネタにしようという意図も芽生え、今まで競馬に興味ナシゆえに全く触れなかった有馬記念にまで行こうと決め、とりあえずレース部競馬担当のとっきぃに相談。

とむ「あのー、有馬行きたいんだけど。誘導してくれない? 誘導手当はホッピーと煮込みで」
とっきぃ「お、珍しいじゃん。でも凄いよー、混むよー。俺でさえ近くに住んでるのに何年も行ってないんだから」
とむ「混むって…馬券買えないくらい?」
とっきぃ「馬券は買えるけど、スタンドは動けないくらいびっちり」

現代のギャンブル場でスタンドびっちり……??? 普段船橋オートや千葉競輪なんぞに行っている身としては想像もつかない図だ。昔の後楽園(競輪場。昭和47年に廃止。ドームで復活を切に希望!)じゃあるまいし。でも、そういえば、たまにTVとかで中央競馬のG1の映像などを見ていると、発走ファンファーレに合わせて満杯の観客が一斉にスタンディングオベーション…あれってホントなの? CG合成とかじゃないの? 平和島の賞金王とか立川GPとかには行ってるけど、いつもより格段に混んでるとはいえ、隣と密着するほどではないよなぁ。うーむ、それだけでも実体験してみたいぞ。

とっきぃ「んじゃ、明日も中山でG1あるからさ。有馬の前哨戦ってことで行ってみる?」
とむ「普段のG1でも混むんでしょ? 大丈夫? チカンとかされない? 馬の尻見ながら尻触られてもさぁ」
とっきぃ「いいから来いっつーの!」

というわけで、おそるおそる参戦した12月14日の中山競馬場。この日のメインレースは「朝日杯フュー…チュリティ…あ、舌噛んじった。…何とかステイクス」と言うらしい。あ、恥ずかしながらこの私なんと中央競馬初参戦。わーい、デビュー戦だ!

とっきぃ「それも珍しいよなぁ。これだけさんざんバクチ人生送ってきて」
とむ「生まれつきの天邪鬼のせいか、みんながやるモノはキライなのだよ。わっはっは」
とっきぃ「公営競技人口の割合的には限りなく変態に近いよね(←なにおぅ)。でもさホラ、競馬は若い女の子とかもいっぱいいるだろー。その点は競輪場や競艇場よりも…」
とむ「なるほど、良いかもしれん。で、もちろんとっきぃ様も今までにココで女子ゲットとかオイシイことを…」
とっきぃ「…ま、まぁ………。」

いきなり意気消沈してしまったのでそれ以上ツッこむのはやめておこう。賭場は男がオノレを磨く空間。そんなヨコシマな考えではいけませぬ。

早速食堂のテーブルでメシなど食いながら予想(食堂はメニューもバラエティ豊かで大変よござんした)。ひそかにビギナーズラックで取ってやろうと狙っていた私だが、新聞を見てもちんぷんかんぷん。データとして掲載されている過去の競争記録などはまぁわかるのだが、予想コメント本文が全く理解不能。例えばこの東スポの『渡辺の決断』っての、信用できるのか? なになに…「この馬、そろそろ勝ってもいいころだ」「休み明けでもペリエ(騎手の名前)なら出たとこ勝負くさい」…? ころだ、くさい、ってなんだ!? ちーとも決断できてねーじゃんワタナベ! 自信がないならないとハッキリ言わないと、お母さん怒りますよ!

とっきぃ「あ〜、うるさい!!」
とむ「でもさぁ、いくらなんでもこれはないだろー。競輪新聞で『捲るくさい』とか書かないぞ。ましてや『差すくさい』なんて書いた日にゃみんな大混乱…」
とっきぃ「競馬はそれでいいの! 動物なんだから!」

そ、そんなもんかぁ…? ヤケになってないか、とっきぃ。 気を取り直して、初心者なりに予想して買ってみたものの、そんな初心者の「とりあえずタケユタカ買い」が当たるわけもなく(タケ買っときゃ当たるというウワサだったんだけどなぁ)、あえなく惨敗。前日までに競輪・競艇の電投で取りまくった分をムダに吐き出してしまう結果となったのでありました。 それでも、G1競馬初参戦のビジュアル的にはなかなか興奮するものがあり(例のスタンディングオベーションもあったしね)、「んん、競馬も面白いかも」とちょっと思ったものの、後から考えるとせっかくの好調の波を慣れない競馬で断ち切ってしまったことは大きかったようで、この後に大枚はたきまくった年末三種競技(競艇賞金王決定戦、有馬記念、競輪グランプリ)は全て大ヤラレ。ちなみにこの日の師匠・とっきぃは、例の 「ばるじゅ〜!」(BBS「謳い板」参照)で大儲け。その銭を持って更に船橋駅前の某パチ店で打ちプラスだったらしい。…なんで競馬・パチンコでこんな強いのに、オート・競艇でヤラレてんだろ?

とっきぃ「ほっといてくれ!」

【中山競馬場・要点】
交通アクセス:JR総武線西船橋駅より徒歩20分前後・武蔵野線船橋法典駅より徒歩10分
場内:とにかくバカでかいスタンドと見晴らしの良いコース全景。それでも観客でびっちり
私見・感想:ウワサには聞いていたが、中央競馬はスゴイ(嘆息)。この観客のせめて10分の1でも船橋オートか千葉競輪に足を向けてくれれば…。JRAには申し訳ないが「中央競馬ファンを他競技へ勧誘する方法」をマジで考えたい。
飲み食い:当然の超充実ぶり。スタンド下の大食堂では豊富な酒類&安くて美味いメシ・オカズを食しつつ、皆がテーブルで予想とモニター観戦。帰路は西船橋駅前の某居酒屋でとっきぃ御用達のスペシャル煮込み(中性脂肪値要注意!)&ホッピーでヘロヘロ〜。

 

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