【 公営ニュース 】

GP中止寸前…だったの?

「グランプリ02」開催へ・26日都内で会見

「KEIRINグランプリ02」(GP、30日、立川競輪場、昨年は1着賞金7000万円)が開催に向けて動きだした。13日、日本競輪選手会から、出場9選手による共同記者会見を26日に都内のホテルで行うとの発表があった。
 当初は6日に都内のホテルで予定されていた。選手会と、全国の施行者で構成され競輪を主催している「全国競輪施行者協議会」との間で来年度の賞金交渉がまとまらず、3日の時点で中止となった。選手会がGP出走選手への返信はがきを留保していたが、これを5日に競輪の統括業務をしている日本自転車振興会に届け、出走の意思は示していた。12日に想定番組が発表された。会見の日取りも決まったことで、賞金交渉は別の次元の問題として、暮れの大一番への準備が進められることになる。
(12月14日 日刊スポーツ)

【TOM記す】
……ってアンタ、中止にするとこだったの!? ちーとも知りませんでした。最近競輪にはちょっと疎くなっていたとはいえ、GPは当然あるもんだと思ってたからなぁ。例年通り29日までにきっちり仕事納めできるように予定組んでましたよ。そう、GPといえば我々バクチ打ちからすれば市販のカレンダーに印刷されていてもおかしくない「当然有る」イベントなわけです。「大寒」とか「啓蟄」と一緒。

それを施行者と選手のたかが賞金の問題で中止の可能性が…なんて、これぞ競輪斜陽化の病根そのもの。
来年の賞金のことで今年のファンを失うなんて、それこそ鬼も呆れるでしょ。

1年間で最も競輪が注目されるイベントなわけですよ。言い換えれば一番の宣伝機会。それが無くなるかもしれない事態を引き起こしておいて「賞金上げろ」もないもんだ。選手会には「そんなツマラナイ考えだから客が離れてキミらの賞金も減ってゆくんだよ」と言いたい。細かい金のことなんて考えないで、競技に精進して良いレース、面白いレース、打ちたくなるレースを提供してくれれば自然と賞金レベルも上がるだろうに。

金にいやしい選手は大好きな私ですが、こういういやしさは大キライ。賞金稼ぎが徒党を組んで「金上げろー、おー」なんて姿はああイヤだ。全体の賞金レベルが下がったら、去年より何回か多く1着を取ればいいと考える人の方が美しい。金への執着はゴール線前でのみ見せてください。

公営ニュース・トップ/Last Update : 2002/12/14  
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