【 公営ニュース 】

宿舎内で出会い系(笑)!?

■携帯電話不正所持に制裁
9月のオールスター競輪参加中に、管理施設内への持ち込みが禁止されている携帯電話を所持、使用した手島慶介選手に対し、日本自転車振興会は11月26日、今年の12月1日から一年間斡旋を停止すると発表した。手島選手は違反発覚後、ただちに出場斡旋を保留され、事実関係の調査が実施されていた。その結果、数回にわたって宿舎内で携帯電話を使用した手島選手に、情報漏洩などの不正行為はなかったことが確認されたが、25日に開催された「選手出場あっせん規制委員会」において前述の処分が決まった(プロスポーツ・12月17日号)

【TOM記す】
先日の伊勢崎・ムーンライト戦でも大事件になった選手の携帯持込み。なぜ禁止されているかといえば、もちろんレースの公正を守るため(平たく言えば開催中に外部の一般人と連絡を取ることは八百長行為とかにつながりかねないと)なのだが、その自覚がないバカ選手は論外として、やはり罰則をキチンと明文化しない管理側の姿勢もヌルい。「携帯持ち込んだらクビだよ」と一言、選手手帳に書いておけばいいのである。伊勢崎の場合でも、たまたまTV放送に映っちゃった(優勝した濱野淳選手がウィニングラン走行に入る前に、同期の石田智之選手が手渡した携帯電話で知り合いの選手と話している様子がこともあろうに放送で流れてしまった)ためか、管理・施行側は石田選手はおろか、被害者ともいえる(私見・後述)濱野選手にまでSG1年間斡旋停止という重い罰を下すことになった。コトが起こってからあたふたして急に罰則を決め「コイツが悪いんです。これだけの罰を科しておきますのでごカンベンください」と、自らの責任にはフタをするようなやり方はまさに日本のお役所体質。ああまたか、とウンザリ。

どう考えても携帯持込は厳罰(=クビ)にすべき。なぜ最初からそれを徹底・教育できないか? まぁ、今回オート、競輪で2連発だったので、今後は各場管理の皆さんも襟を正して臨むようにはなるでしょう。

以下私見ですが、オートの濱野選手への罰は重すぎると思うなぁ。ゴール後の興奮状態で携帯渡されて、つい受け取ってしまう気持ちはわからなくもない。それで1年間SG出られないとは…。私が罰則を決められるとすれば、まず石田選手は即刻クビ。そして、以後管理解除(もう帰っていいよという手続き、いや、「帰りなさい」という手続きにすべきか)された選手がそのまま管理地区内(宿舎、ロッカー、走路など)に居残ることを厳しく取り締まるような規則・管理体制づくりを進め、濱野選手の罰はせいぜい2ヶ月の斡旋停止程度にとどめますが。

あまり選手個人の悪口は言いたくありませんが、私が過去に観た選手インタビューなどの印象では手島・石田両選手ともに、チンピラっぽい、あまり常識のない若い衆というイメージ。正直なところ、「あ、アイツならやりかねないな」という感想。各競技とも、選手育成時からもうちょっと情操面の教育をされたほうがいいですよ。

公営ニュース・トップ/Last Update : 2003/12/11  
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