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 こうしてなくなる公営レース 
〜いまさら、の話ですが〜


  「身内で新規客の勧誘」はただいま鋭意進行中。 とりあえず、今日ネットニュース見てたらホント、あったまきちゃったので臨時委員会を開催。 まずは「公営にゅーす」のフォーマットで。

■競艇事業の悪化、背景に−−津久井町長、合併への事情明かす egao311.info/神奈川

 相模原市と津久井、城山、相模湖3町の合併構想を巡り、天野望・津久井町長は30日、 城山町で開かれた住民団体主催の合併協議推進町民集会でのあいさつで、藤野町を含む津久井郡4町で構成する相模湖モーターボート競走組合事業の収益悪化から4町の財政がひっ迫していることを指摘。「この問題が解決しない限り、4町の将来はありえない」と話 し、津久井町などが合併推進に傾いた事情を明らかにした。

 津久井郡4町は相模湖、津久井湖を抱える水源地域。水源を保全するため、新規の産業立地は認められなかった。天野町長によると4町はこのため、1960年に東京都府中市から平和島競艇の開催権を借り、財源確保を図ってきた。高度経済成長期は競艇の売り上げが伸び、収益から4町に繰り出された金額は95年度までに総額309億円に上った。この財源で、4町はごみやし尿処理、消防、救急の広域行政を運営できた。ところが、競艇収益は99年度からゼロとなり、4町の財政を直撃した。
(2004.5.31 毎日新聞)

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★よい子の絵本 『村の役人さん』  作・とむ

  村では国のきまりで、物を作ったり作らせたりしてお金を得ることができませんでした。 それで、その分をバクチに求めたのです。それが「仕方なく」なのか「けっこう積極的に」 だったのかは昔までさかのぼらないとわかりませんが、とにかく人間の「お金が儲けたい」という心に目をつけ、 35年間で309億円というたくさんのお金を得ました。

  それで田舎の村にしては立派な役場や消防署を建てました。道路もつくりました。役人さんが 「視察」という名目でおいしいものを飲んだり食べたりする旅行に出かけたりも、ちょっとしました。

  それから何年かして、黙っていても入ってきたお金がなんだかあまり入ってこなくなりま した。遠く離れたお舟のレース場では、お客の数が減り、売上が下がってきていました。 でも、減ったとはいっても、まだまだお金は入ってくる。少なくとも自分が働いている間は大丈夫だろう、と役人さんは考えました。そう、役人さんは何年かすると、ほかの仕事をする場所に移ってしまい、それまでの仕事の責任はなくなるのです。

  それからしばらく経って、いよいよ入ってくるお金がなくなりそうになりました。そして、 その先に待っているのは「赤字」というものです。「冗談じゃない、俺は役人(議員)だ。 町のみんなの税金を使って赤字の、しかもギャンブルなんかを運営することはできない。 いや、別にしてもいいんだけど、でもそうすると俺の立場があぶない。それならさっさと 止めてしまえ!」と考えた役人さんは、 「ギャンブルが村を苦しくしています」と、村人に訴えはじめました。

  役人さんの中にも違う考えの人がいました。「ちゃんと宣伝をして、お客を呼ぶようにすれば、またお舟でお金が儲かるかもしれないよ」。でも、その役人さんの言うことを聞く人はもう誰もいませんでした。村人はすっかり「ギャンブルは悪いもの」と思いこんでしまったのです。

 「村にギャンブルができるところを作りませんか?もちろん売れたお金のうち、いくらかは村に差し上げますよ」という人が都会から来ても、「ギャンブル反対」 「子供に悪影響」などという看板を持った、物事をよくわかってない村人たちが、村中を行進するのでした。

 この人たちは、自分たちが行進している道路がお舟のレースでもら ったお金でできている、ということに気づいているのでしょうか?

●もんだい●
この物語の中で、あなたが一番悪いと思う人はだれですか?
1.最初に「村のお金をバクチでかせごう」と考えた人
2.かせいだお金で立派すぎる建物や道路を建てた人
3.お金が減ってきているのに、何もしなかった人
4.お金がなくなったので「ギャンブルが悪い」と言った人
5.「もう一度、ギャンブルでお金を得ることに挑戦してみよう」と言った人
6.「村にギャンブル場を作りませんか?」とやってきた都会の人
7.ギャンブルで作った施設は使っておきながら「ギャンブル反対」と言う村人
8.レース場でお舟の券を買う人

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… うーむ、俺は4、かな。

つーか、問題はやっぱり1と2と3と4が、全部違う世代・人間だってことだよなぁ。 よく言う「事なかれ役人」だ。何をいまさらだけど。 この件を考え始めると、いよいよ民間施行しかない、という結論に行き着くのだが、 いきなりそれはムリだ(法整備とか)ということも理解しているだけに欲求不満になっちゃうんだよね。ああぁ、ジレンマジレンマ。

  ともかく! 少なくとも現在ちょっとでも黒字のある施行者さんは気づいてくださいな。 今からでも遅くはありません。

  309億稼げたんだったら、そのうちせめて1割の30億を「次代の客を誘致するための」 資金に使えばよかったんでない? 利潤を追求しないのが役人だから、という声も聞こえてきそうだけど、これは利潤じゃなく、未来への最低限の保障。津久井あたりだったら、 レース場までは遠いんだし、町内に場外を作ったりしてもよかったのではないだろうか。 中央高速もあり、近隣からの客もかなり望めると思うのだが。

  いつになく荒っぽい(熱を帯びた、と解釈して欲しいのだが)調子で書いてしまったが、 私も本音では、もう役人さんにはなんの期待もしてません。期待してないからこそ個人で こんなことやってるんだけど。でも、全国数十場、中には熱意を持って施行されている方々もいると聞きます。その方々「だけ」には多大な期待と応援をしつつ、今後も委員会を進行させてゆきたいと思います。どもー。

※上の物語『村の役人さん』を絵本で描いていただけるイラストレーターさん・絵描きさん、 いませんか? 全国の子供さんへの公営競技啓蒙活動に使わせていただきます(半分嘘)。

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『公営レース存続委員会』久々活動!  〜 まずは身内から〜  [2004/05/22]
公営ギャンブルを愛する我々の作戦・その1 [2003年]
悪場所への興味って、あるよね [2003年]
池袋場外車券場設置にハンタイのサンセイ![2002年]

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