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悪場所への興味って、あるよね  

  約2ヶ月ぶりのこのコーナー。この間にも各競技で売上減の報道が相次ぎ、オート界では大量の選手引退で開催すら危うくなっているという状況。なんとか以前のような客席満杯・走路ではイキの良い選手たちによる白熱のレースが…という状況には戻らないものか。かすかな希望を抱きつつ、当ページも進行していきたいと思っちょります。

 そんなわけで、「いかにして公営レース人口を増やすか」に関する討論(私一人ですが。このコーナーへのメールお待ちしてます!)ですが、まず前回の「池袋場外」に関する件。反対同盟HPあてに送ったメールは見事に無視された模様。だいたい「ご意見をお願いします」とメールを募っておいて、来たものを公表するコーナーが無いんだからどうしようもない。ま、ヒステリックかつエゴイスティックに反対運動起こす人達なんてのはそんなもんです。公開討論会とか開催してくれれば、賛成派区民代表としていつでも出席するんですが。ま、このところ大した動きもないようなので、今のところは静観。

 ま、一般市民のギャンブルへのイメージが悪いのは仕方ないことで、もう抜き差しならない状況に追い込まれている施行側としては、そのイメージを逆利用する戦略もアリなのでは?というのが今回のテーマです。

 漫画「ギャンブルレーサー」の最新・37巻に傑作な一編がありまして。
 塀の中から出所してきたばかりの一団が揃って競輪場に行くと。場内で警備員に悪態つくわ、穴場のオバチャンに大声で怒鳴り散らすわ、ケンカを始めるわの大暴れ。まさに古き悪しき時代のレース場が一気に再現されてしまう。それが新聞などで報道され、怖い物見たさの素人衆が大挙して競輪場に押し掛ける(Wカップ時にフーリガン見たさに興味を持った人々と同種ですな)ようになる。それを見た他場の関係者も、こぞって場内にガラの悪いオヤジを誘致する…といった内容。これもうね、読んで拍手喝采しましたよ、ええ。

 クリーンイメージを前面に押し出した広告戦略がほとんど実を結ばなかったのは現在の結果がはっきりと物語っており、もう考え直すべき。やっぱり無理なんですよ。だって賭場なんだから。悪場所で当たり前。それならそれに興味を持つ人々を誘致するようにと頭を一度リセットしましょう。漫画のように、わざと悪者を仕込むというのは極端すぎるとしても、このヘンに平和な世の中で、スリルのある場所であることは確か。現に当HP主力メンバーである某姉貴などは、「競輪場はいいよねー、あ、またあそこで客同士の競り(ケンカですな)が」などとワクワクされてます。

 「楽しい悪場所」というイメージを立て、サブカル系人種など、いわゆる悪趣味好きの若い世代に訴えるというのはどうか。それ系の人って、基本的にオタクなので金は持っているうえに、興味の対象には惜しまず払う習性をも持ち合わせています。私の周囲にはたくさんいるので間違いありません。あと、オトコの基本願望としてある「ワルへの憧れ」ね。今まで不自由なく、ケンカもせずに育ってきた男子が、レース場の空気の中にいることによって「俺って…ちょっとワル?」みたいな気分に浸れる。これって、結構人心を動かせるものだと思うのですがどうでしょう。

 もうヌルイ広告戦略をやってる場合じゃないのです。今、レース場に呼ぶべき人種は
・新しい、スリルのある遊びに飢えている男
・ハマれば金は惜しまない男
・人のやらないことをやってみたいと思う男女
 といったところ。こういう人のみが来客・売上の「即戦力」となり得る。断言します。

 私が広告プランナーだとしたら、以上の論拠をもとに、こういうテレビCMをプレゼンします(全競技共通)。

冒頭・レース場内で胸ぐらつかみ合う男二人(安岡力也風が望ましい)
男A「てめぇ、なんか文句あんのかコラ!」
男B「やかましい!こちとらレース人生30年、命張っとんじゃ!」
それをこわごわ(でも好奇の目で)見つめる普通の青年。そこに発走ファンファーレ流れる。
男B「お、始まるぞ。競りは後じゃい後」
一緒に金網にしがみつき、大声で罵声を飛ばす二人。それを背中から見つめる青年。
レース終了。金網から離れた途端、意気投合する二人。どうやら二人とも取ったらしい。
男B「な、このレース、これしかないんじゃ」
男A「おおよ。30倍はつけすぎと思ってた」
男B「飲みにいかんか?どうせ用事なんかないんだろ」
肩を抱き合いながら去る二人。
見送る青年、ぼそっと独白「オトコだ…」
(大きく文字スーパー)「レース場は濃いぞ」

とまあ、たぶん実現不可能でしょうが、あえて極端な線でご提案しました。

あえてオトコだけの世界で演出しましょう。
これは歴史が物語っていますが、ムンムンの野郎どもが熱狂するものには、必ずイカシた女も熱狂するものです。スポーツしかり、ロックミュージックしかり。

てなわけで、すっかり「妄想広告コーナー」となってしまった今回ですが、書いてて結構面白かったので、
皆様からのオリジナル広告案(電波のみならず、紙媒体・ネットなども)を募集したいっすね。
掲示板にスレッド立てますか。

【余談】
オート広告に菊川怜嬢を起用したことは「よくぞ大物を」と賛成票が多いようですが、どうせ使うなら、本当にオートにハメていただきたい。
月に3・4日くらいのスケジュールをおさえて、プライベートでレース場に行っていただき、マジで遊ばせる。「東大出の理系人なんだから、数字で考えるオートには絶対ハマる(byつる)」。そうすれば、故・横山やすし師匠よろしく、オートと関係ない場所でも「オートレースって面白いんですよ!」と発言するようになるでしょう。キョーテーハニーこと、エンクミもしかり。競輪は…今でも水野嬢でしたっけ?

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